宇部・島の住宅街で現在、一軒家を数人で共有する居住スタイル「山口シェアハウス計画」が進められている。
運営はエアコン工事・クリーニングを専門に行う180度(宇部市宮地町)。同社の相澤洋佑さんが、自身の学生時代のルームシェアやシェアハウスの生活の経験から「シェアハウスが表立ってない宇部で始めてみたら楽しいのでは」と2年ほど前から構想を練ってきた。
物件は、コンビニや書店、スーパーなどからほど近い住宅街の元店舗兼住居の中古物件。洋室と和室の個室5部屋に共有スペースのキッチン2カ所、リビングとダイニングやバルコニーを設ける。入居者は20~30代の男女で5人まで。現在、男性入居者を募集している。入居の可否は相澤さんが随時面談をして決めるという。家賃は3万円~。
2月上旬にホームページを立ち上げ、ブログに室内の様子や相澤さんの思いを掲載。相澤さんに共感した、山口大学医学部の立花叶子さんと友人の三好さくらさんが現在入居を待っており、必要な家電などの生活用品などをそろえて6月中にもシェアハウスとして稼働を始める予定だという。
以前、同居生活を送っていたという立花さんと三好さんは「家に帰って誰かがいるのは、とても安心感もある。楽しい生活が送れると思うと待ちきれない」と笑顔で話す。
「テレビドラマなどでもシェアハウスが題材のものあり、都会ではよくあるが、山口では主だった運営会社もそういったスタイルもないことに退屈さすら感じていた。学生が多い街なので、ポテンシャルは感じている」と相澤さん。
「共同生活ならではの温かみや趣味や価値観が違う者同士で話ができることが魅力。さまざまなジャンルの方に入居いただきたい。後には、部屋が選べるほど何軒か運営できようになれば」とも。
問い合わせは相澤さん(TEL 080-4262-0180)まで。