宇部の銀天街アーケード(宇部市中央町3)で5月25日、淡い光を放つ「竹明かり」の点灯が始まった。
若者ボランティアサークル・宇部未来会議が、「同アーケード内は暗くて夜は通りづらい」という声を受けて実施。同市小野の竹林から切り出した竹にアートを施し、LEDを入れた「竹明かり」を宇部中央銀天街協同組合の協力を得て24時間点灯する。
点灯を始めた同日は、竹明かりを手作りするワークショップに約30人が参加。熊本在住の竹明かり演出家・池田親生さんを講師に、約2メートルの竹に下書きした紙の上からドリルで穴を開け、1日がかりで20本を完成させた。
「銀天街のアーケードは周辺の居酒屋などへの近道になるが、暗くて怖いイメージがあって夜は通りづらいと聞いていた」と同会の藤重雅明会長。「知人から池田さんを紹介され、暗さを逆に利用しようと今年の春ころから企画した」と話す。
「実際に設置したのを見るととてもきれい。すでに距離を伸ばしてほしいという要望もある。開いている店が少ない通りだが、少しでもイメージを変えていずれは『通りたい道ナンバーワン』にしたい」とも。
竹明かりは数カ月間点灯する予定。