宇部・新川のライブハウス「BIGHIP(ビッグヒップ)」(宇部市松島町、TEL 0836-29-0434)が12月、オープンから15周年を迎える。
「アメリカンクラブハウススタイル」としてJR宇部新川駅ほど近くに1998年にオープンした同店。開店までの20年間、ライブコンサートの企画・製作や音響・照明、メジャーアーティストのエリアプロモーターなどを手掛けてきた西田道正さんが、ヒップコーポレーションを設立し「自分のキャリアを表現する場」として開いた。
約35坪の店内では、アーティストのツアーやマンスリー定期ライブなど毎月約10本のイベントを開催。イベント日以外はバー営業を行うほか、結婚式の2次会やパーティー会場や落語寄席、劇団の公演など利用者の要望に合わせて多目的に会場を提供している。
同店を経営しながら、米アーティストの国内ツアーや2001年に行われた「山口きらら博」では舞台監督も務めた経験も持つ西田さん。これまでを「学生のころから音楽に携わり会社勤めも経験したが、ライブハウスを開いてほしいという周りの声もあり(当店を)オープンした。状況に導かれるように今までやってきた」と振り返る。
「気づけば宇部を中心に35年間業界で活動してきた。たたき上げでキャリアを積んできたプロとして、イベントの規模の大小にかかわらず自分の持っているものを全て出すことに今も変わりはない。アーティストや音響・照明などとのチームワークを大切に、ベストなパフォーマンスができるように心がけている」と話す。「これからも皆さんに満足していただける店であることを目指していきたい」とも。
オープン15周年記念ライブとして、12月2日にはウエストコートアメリカンロックバンド「センチメンタル・シティ・ロマンス」のライブが行われるほか、同6日には「ブルーズ・ザ・ブッチャー」と広島出身のシンガー・ソングライターLeyona(レヨナ)さんの3年ぶりのライブを開催する。チケットなど詳細は同店ホームぺージで確認できる。
営業時間は19時~翌2時(ライブ開催日は開始時刻に合わせる)。