秋吉台サファリランド(美祢市美東町、TEL 08396-2-1000)で12月21日、「干支(えと)の引き継ぎ式」が行われた。
来年の干支にちなんだ動物に「干支札」をバトンダッチする毎年恒例の同イベント。今年の干支を務めたボールニシキヘビの「みぃちゃん」からシェットランドポニーの「ホタル」に一足早く主役を交代した。
今冬2度目の積雪に見舞われた当日、雪が降る中で13時から行われたセレモニーでは、来場者約20人からの「みぃちゃんありがとう」の掛け声とともにヘビから干支札を返還。続いて「ホタルちゃん頑張って」というエールが送られ、ウマに干支札が付けられた。会場には今年の流行語になぞらえた「う・ま・て・な・し」のスローガンもお目見えした。
池辺祐介園長は「今年は10年ぶりにダチョウの赤ちゃんが誕生したほか、ライオン、シマウマ、レッサーパンダなど多くの赤ちゃんが生まれたとても良い一年だった」と今年を振り返り、来年に向け「ウマは走ることに秀でている動物。ウマのように時にダッシュ、時には粘り強く着実におもてなし精神を忘れずに走っていきたい」と抱負を述べた。
年末年始、「これまでで最も多い」という12のイベントを展開する同園は同日、「カピバラの温泉」も開始。中南米原産のカピバラは冬に皮膚が乾燥することから、山口・湯田温泉配給協同組合の協力で温泉をプレゼント。今月上旬からお湯での練習を重ね、「最初は硫黄の匂いに警戒していた」(同園の大橋伸洋さん)が、現在は気持ちよさそうに入浴する姿を見ることができる。実施期間は1月5日までと同11日~13日。