宇部市が12月20日、市の観光情報を配信するスマホアプリ「うべ観光ナビゲーターVer2.0」の配信を開始した。
2011年に実証実験として配信していた「Ver1.0」をバージョンアップ。これまでは、野外彫刻展「UBEビエンナーレ」と宇部ときわ公園に関する情報が主だったが、今回はそれらに加え市内の温泉スポットや神社仏閣、見学施設を備えた企業など29カ所の観光スポットを追加。市内のイルミネーション情報や着地型旅行プラン「地旅Do!?うべ」のほか、市が配信する新着情報も見ることができる。
そのほか、GPSを使い現在位置から近い順に観光スポットを表示させる機能や目的地までの経路表示、選択したスポットの方向を内蔵カメラで表示するAR(拡張現実)機能なども盛り込んだ。
ダウンロードは無料で、Android版とiPhone版を用意。スマートフォンやタブレット端末にダウンロードして利用する。
同アプリは、地元の観光情報を広くPRすることを目的に、市が緊急雇用創出事業「着地型旅行商品達成支援事業“地旅Do!?うべ”」の一環として船鉄観光旅行社(宇部市船木)に委託して実施。開発は常盤商会(新町)が手掛けた。
「地図とGPS機能が連動した店舗や宿泊施設などの検索機能も充実しているので、使いやすく便利なものになった」と市観光交流課の斎藤護さん。「これから季節や話題に応じたタイムリーな情報、イベント情報なども入れていきたい。楽しく使えると思うので地元の方にも魅力の再発見として使っていただければ」と利用を呼び掛ける。