宇部・新川エリアに12月3日、リメーク家具・雑貨インテリア店「uemachi3(ウエマチ3丁目)」(宇部市上町2)がオープンした。
古民家を改装した同店は、宇部在住の家具職人・隅野祐介さんが「古い家具や古材に手を加えて新しい形へ変化させ、提案しよう」と、仲間2人と一緒に開いた。
リメークした家具や雑貨を中心に扱い、店内には隅野さんが手掛ける椅子やテーブル(4万円~)、小物入れやスプーンなどのキッチン用具、雑貨(300円~)・花器(1,000円~)約400点のほか、キャンドル作家の作品もそろえる。
隅野さんは敷地内の元ガレージだった場所に手作業で改装した工房を構え、「KAGUSUKE(かぐすけ)」の名前で制作活動を行う。以前、家具のリメークに携わったことをきっかけに、再生させることに魅力を感じ、約3年間沖縄で家具製作の修行に励んだ。その後、「本当にやりたいこと」を実現するために脱サラし、フルオーダーやリメークの家具製作に自身の主軸を移した。
手掛ける家具は「シンプル」がモットー。「設置する部屋やデザインの好みなどを問わず利用できるように」と素材に装飾彫りなどは施さず、依頼主の体にフィットする作りを心掛けているという。これまで約500点の家具を手掛けてきた。
「アンティークになるまで使い続けることができるものを作っていきたい。使い込んでもらい、使っていただく方や作った家具と一緒に年を重ねていければ」と笑みを見せる隅野さん。「まだ始まったばかりで正直不安もあるが、毎日が新鮮で楽しく感じる。素材や形など何でもオーダーしてもらえれば」とも。
営業時間は11時~19時。