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山口で「上関原発を建てさせない」イベント-3.11を前に「要らない」訴え

上関原発を建てさせない山口県民大集会

上関原発を建てさせない山口県民大集会

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 上関原発建設計画について考えるイベント「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が3月8日、山口・維新百年記念公園(山口市維新公園4)ちょるる広場で行われる。

原発建設予定地とされている上関町の海

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 同イベントは、反原発や上関原発建設計画に反対する団体や個人が集まり、同計画反対の声を結集しようと行う初の取り組み。約1年間の構想と準備期間を経て実施にこぎ着けた。

 昨年秋からメールや電話などで募った同イベントへの賛同表明は、2月12日現在で1440人に上るという。「上関原発の問題は30年以上続いている。今年で福島第一原発の事故から3年になるが、同計画はもう白紙撤回するべきだと訴えたい」と同実行委員会事務局長の草地大作さん。「一方で、同計画のことをまだ知らない人に向けて問題を提起し、建てさせない・要らないことを伝えたい」と話す。

 当日は、2部構成でイベントを実施。1部では、鎌田慧さんとアーサー・ビナードさんをゲストに迎えたトークセッションを行うほか、「福島からの報告」や「伊方原発再稼働反対の報告」「島根原発のたたかい報告」など、他の地域での反原発運動の様子も紹介する。後半には、上関原発建設予定地から約4キロ先にある祝島在住の町民が、原発計画とどう向き合っているかなどを発表する。

 2部は、音楽ライブを中心にトークを織り交ぜながら展開する。沖縄在住の音楽家で社会活動家・三宅洋平さんやこだままことさん、NO∞無などのアーティストがパフォーマンスを行うほか、脱原発に関する取り組みのゆるキャラ「ゼロノミクマ」も来場。フードやドリンクを販売するマルシェや子ども向けのおもちゃ作りなどのブースも設ける。

 「イベントのテーマの一つは『福島を忘れない』。福島の痛みにも触れながら、山口は自然に囲まれたままの保養地であるべきで、原発はあってはいけないと再認識できる集会にしたい」と草地さん。「伝えたいことは深いが、子どもからお年寄りまで楽しめるイベントにしたい。気軽に立ち寄ってもらえれば」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は10時~15時。問い合わせは同実行委員会(TEL 0835-22-1275)まで。

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