宇部・小羽山の自宅ギャラリーすえひろ(宇部市東小羽山町1、TEL 0836-33-3162)で現在、絵画展「岡本よしろうの新世界(ニューワールド)展」が開かれている。
同展は、宇部出身で神奈川県・横須賀在住の画家・岡本よしろうさんの作品展。宇部での個展は2年ぶりで、同所では8年ぶりの開催となる。
展示するのは、リトグラフやアクリル絵の具で制作した新作36点。細やかなタッチを特徴に、油絵のような質感を持たせた作品やモノクロの作品などをお披露目。古典的な技法を用いて「印象派風」や「ルソー風」に仕上げたものもあるという。
岡本さんは「作品は今年に入って作ったものも多いが、『歳月』や『刻』『TIME』など時間に関係するタイトルを付けた作品が目立つ。2年ぶりの帰省ということもあり、時間の流れや変化を無意識のうちに表現していた」と話す。
「今回はさまざまな描き方で、自由に好きなように描くことができた」と笑顔を見せる岡本さん。「作品によって技法などが異なるのも『実験だ』と描いた。作風は常に変化し続けている。立体やイラスト、絵画など幅を広く活動をしてきて葛藤もあったが、40歳にして答えが見えてきた。これからもマルチに幅を広げていければ」とも。
開廊時間は10時30分~18時。3月10日まで。