3500本の桜が咲き誇る県内有数の桜の名所・宇部ときわ公園(宇部市則貞3)で、桜の開花が始まっている。
「日本さくら名所100選」に選ばれている同園。開花が始まったのは3月24日。遊園地内の同協会事務所前のソメイヨシノが花を開いた。記録的に開花が早まった昨年に比べ、1週間ほど遅い開花宣言となった。
27日現在、全体では1分咲きにも満たないものの、開花直前のつぼみが多く見受けられている。一方で園内・湖水ホールそばの桜山では、常盤湖畔からの風が吹き抜けることからゆっくりとつぼみが膨らんできている。
「全国的には短期間で満開を迎える『開花ラッシュ』といわれているが、遊園地側では今月末に2~3分咲きになり、4月6日あたりにも満開になるのでは」と同園活性化推進室の木原大介さん。園内でも場所により開花スピードに1週間ほど差があることから「4月中旬ごろまで楽しんでもらえる」とも。
同園では現在、桜のシーズンに合わせて「春のキャンペーン」を展開中。桜山では4月13日まで桜のライトアップを行う。夜桜をより楽しめるようにと、今年は駐車場横まで範囲を広げた。ライトアップ時間は18時30分~22時。
今月30日には「フラワーフェスタ」を開催。ハローキティのステージイベントや多肉植物の寄せ植えなどの体験イベントのほか、「フラワーオークション」などの多様なイベントを用意。4月6日の「さくらまつり」では、地元園児のダンスなどのステージイベントを中心に地産地消の屋台村も並ぶ。
各イベントの詳細は同園ホームページで確認できる。