宇部・中山に古民家を改装したカフェ「cafe & gallery アマスク」（宇部市中山、TEL 0836-33-4686）がオープンして1カ月半がたった。オープン日は4月5日。

民家の名残を活用した店内

　店舗面積は約20坪、席数は30席。畳の間（12畳と6畳）を客室として使い、押し入れはギャラリースペースに、床の間にはディスプレーを施すなど、店内の随所に民家の名残を生かした。

　店主の辛山美奈子さんは「癒やされる空間で、おいしいコーヒーを飲みながらゆっくりと過ごせる場所があればと思っていた。以前から起業したいと思っていたこともあり、それなら自分で開こうと市街地から少し離れたこの場所に決めた」と話す。ランチ、モーニングのほか、今月24日からは利用客の声に応えてディナー営業も始める。

　モーニングメニューは、パンと目玉焼き、ヨーグルトやコーヒーなどが付いた「Aセット」（600円）など3種類を用意する。

　ランチタイムには、メーンが肉料理か宇部産の魚料理から選べる「日替わりランチ」（750円）や「エビのクリームパスタ」（880円）、「半熟卵のカルボナーラ」やピザ「マルゲリータ」（以上850円）など16種類を用意。オーダー制のケーキバイキング（1時間980円、食後に利用する場合は600円）も提供し、パティシエが日替わりで手作りするスイーツ5種類をそろえる。

　店内のギャラリースペースには、ルワンダの女性が手作りするフェアトレード伝統工芸品「ルイズビィ」のバスケットやアガセチェ、小物など約50点をそろえる。価格帯は1,200円～1万円。

　オープンから1カ月半の様子について「老若男女を問わずに利用していただいており、リピーターの方も多い」と辛山さん。「『こうしたらもっと喜んでもらえたのでは』と毎日反省することもあるが、今日はどんな方とどんな話ができるだろうと、毎日楽しみでとても充実している。安らいでもらえる場所になれば」と話す。

　営業時間はモーニング＝9時～11時、ランチ＝11時～14時（ケーキバイキングは17時まで）、ディナー＝17時～22時（24日から）。