宇部・霜降山で8月3日、自然体験イベント「身近な自然観察会~宇部市の里山『霜降山』で遊ぼう」が行われる。
夏休み期間中の親子を対象にした同イベントは、宇部市が行う「山とダムの環境を生かした地域活性化事業」の一環としてNPO法人霜降会が実施。同会が毎月行う「月例山行」に併せ、子ども向けイベントとして初めて行う。
霜降山は標高250メートル。霜降岳(本城)や前城、後城など5つの山から成る同山。その魅力について、同会の矢野洋司会長は「市街地に近い場所でありながら、とても自然が豊か。今の季節は池にスイレンも咲いており、夏の昆虫もたくさん見られる。子どもたちには、その豊かさをぜひ体感してほしい」と笑顔を見せる。
当日は、霜降山麓の小羽山無線鉄塔下に8時30分に集合し、約1キロの道のりを自然観察しながら進む。同山・鳥越広場の本部を拠点に、「迷わない!山歩き講座」「自然観察コース」「物知り博士検定会」の3コースを設ける。
「迷わない!山歩き講座」では宇部山岳会のメンバーをガイドに、地図を見ながら山頂を目指す往復約2キロの道のりを散策する。「自然観察コース」では山口県自然観察指導員のメンバーをガイドに、鳥越広場から1キロ先にある峠池周辺の動植物を観察。「物知り博士検定会」は鳥越広場で霜降山にある動植物についての紙芝居を披露し、クイズを織り交ぜながら同山の魅力を伝える。
「身近な場所に自然と触れ合える場所があることを知ってもらいたい。親子で夏の思い出をつくってもらえたら」と矢野さん。
開催時間は8時30分~14時。参加無料。昼食や飲み物、タオルなどは各自で持参する。参加申し込み・問い合わせは同会事務局(TEL 0836-21-5250、喫茶「凡」内)まで。