宇部市の公式ゆるキャラ「チョーコクン」に、機動性などに優れる「2号」が誕生したことが分かった。
新型の「2号」は、「『1号』は箱型で場所を取ってしまうために運搬や管理などが困難なケースがあったことや年数が経過したこと」(宇部市広報・シティセールス課の古谷次郎さん)が理由で誕生。8月中旬に産声を上げ、8月16日に周南市で行われたイベントで特に公表もせず「しれっと」デビューを果たした。
新型の2号は手足の可動範囲が広がり機動力が高くなった。「『2号』は子どもたちの頭をなでたり、歩き回ったりとアクションが機敏になり、見た目にも丸みのあるポコポコとした質感でかわいくなった。子どもたちに下からのぞかれることだったり、1号の時のようなハプニングが起こる恐れもなくなった」と古谷さん。
チョーコクンは、宇部市が「彫刻のまち」であることから「90年ときわ公園で眠っていた彫刻」という設定で2011年に誕生。地元を中心にしたイベントに出演し、知名度向上を図るため市民との交流を続けてきた。今では市外や九州など県外に出張することもしばしばあり、今夏の週末は「イベントに引っ張りだこ」だったという。今後は引き続き「1号」も稼働し、遠方のイベントには「2号」が出張する。
「チョーコクンは、体全体が顔面のいでたちに、ゆるキャラとしては異色のグレーとインパクトが強いことから、どこのイベントに行っても目立っている。より一層出張しやすくなったので、精力的に宇部市をPRしていきたい」とも。
2号は、8月30日に開催される「ときわサマーフェスタ」に登場する予定。