2月17日から始まったアレルギー週間に合わせて、「アレルギーっ子の防災」をテーマにした展示が山口市市民活動支援センター「さぽらんて」(山口市道場門前1)で行われている。
同展示を行ったのは、食物アレルギーの子を持つ親などが参加する市民団体「アレルギーっ子の会 ぽれぽれ」。災害時に支援物資として支給されるパンや牛乳、カップ麺などは、食物アレルギーの子が食べられないものが多く、「いざという時にアレルギーっ子の命を守るために、まずは自分にできることは何かを考えてもらえれば」と実施する。
展示するのは、アレルギー対応レトルト食品やアルファ化米などの防災備蓄に関する商品や、山口市の防災備蓄状況についての紹介のほか、東海、関西、中国地域の連携に向けた災害支援ネットワーク会議の報告や同団体の活動紹介など。
同団体代表の田辺理恵さんは「アレルギーと防災は、直接結び付かない方も多いかも知れないが、アレルギーっ子にとっては災害時に通常の食事ができなくなるのは大変なこと。この展示が防災について考えるきっかけとなり、少しでも役に立てれば」と話す。
2月21日には「アレルギーっ子ほっとサロン」と題し、アレルギーについて気軽に相談できるイベントを開く。「当日はアレルギー対応の非常食の試食も行う。食物アレルギーのことや防災についてなど、普段から気になっていることをいろいろと話ができれば」と田辺さん。開催時間は10時~12時。申し込み・予約不要。
開館時間は10時~19時(日曜は18時まで)。水曜休館。展示は2月24日まで。