宇部の商店街で「シャッター壁画プロジェクト」-来月の完成目指す

シャッターにペンキで絵を描いていく参加者たち

シャッターにペンキで絵を描いていく参加者たち

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 宇部・新天町アーケードの旧くわはら茶店(宇部市新天町2)で10月6日から、商店街のシャッターに絵を描く活動「シャッター壁画プロジェクト」が行われている。主催は、アート活動を行う団体「FCA(おともだちコンテンポラリーアート)」。

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 同プロジェクトは、商店街のシャッターに原画をもとにボランティアの参加者が絵を描いていくもの。商店街の活性化と美術に興味のある若い人たちの作品の発表の場にしようと4年前から始まった。今年で4回目。制作を手伝えることができるボランティアを宇部市内で募り、毎回6~8人が手伝いに加わりペンキで絵を描いていく。毎回参加するボランティアに加え、飛び込み参加もあるという。

 今回の原画は、東亜大学大学院デザイン専攻で絵画を学ぶ矢吹龍夫さんが担当した。空を泳ぐ金魚、二足歩行するウサギ、人間より大きいキノコなど、日常にはない世界に迷い込んだというストーリーの絵。作品には吹きだしがあり、その中に参加者に絵を描いてもらうことで、最終的には参加者とのコラボ作品にする予定だという。

 主催者の原井輝明さんは「ペンキを分けてくれたり、シャッターを提供してくれる人がいたり、原画を描いてくれる人がいたり、ボランティアの参加者がいたりと、いろんな人の手助けがなければ成り立たない。このプロジェクトで、シャッター街というマイナスイメージをプラスに変えたい」と話している。

 制作活動は、土曜・日曜・祝日10時~18時。11月11日まで。同プロジェクトでは、参加者の募集と制作費の募金を受け付けている。問い合わせは、原井さん(TEL 090-9467-8336、Eメール t_harai@mac.com)まで。

SP4制作日記(©マルニ)

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