6次産業化や農商工連携、着地型観光の開発に取り組む「うべまるごと元気ネットワーク」が6月29日、宇部市文化会館(宇部市朝日町8)で第1弾となるセミナーを開催した。
同ネットワークは、2012年12月から2015年3月まで実施された「うべまるごと元気雇用拡大プロジェクト」の後継組織として4月に発足。同プロジェクトが取り組んだ事業のうち、6次産業化・農商工連携および着地型観光の成果を継承、発展させ民間ビジネスへの発展および雇用の創出を図ることを目的に、農産品の商品化や着地型観光の開発・催行、セミナーの実施や事業者間マッチングなどを行う。事務局は宇部市観光・6次産業推進課。
同日は、第1弾のセミナーとして山口市のコンサルタント・中村伸一さん(やまぐち総合研究所、山口市熊野町)を講師に招き、「そうだ!ワクワクなコラボをしようよ」と題したワークショップセミナーを開催。市内の1次産業従事者や2次・3次産業従事者、地元経営者や市職員など25人が参加した。
同ネットワーク事務局で宇部市観光・6次産業推進課の斎藤護さんは「さまざまな人が関わって連携し、コラボを生み出すことで新しい商品をどんどん市場に出していきたい。市内の魅力ある場所を観光資源として巡る着地型ツアーも打ち出していきたい」と話す。
会員制で運営する同ネットワーク。商品開発や販路拡大などを行うことができる人が対象で、7月には会員のみが閲覧できるホームページを開設し、異業種間の情報交換やコラボを推進する。現在は約50の業者・個人が会員登録をしており、100件の登録を目指す。
7月21日には第2弾として、世界各国の人と楽しむ現地発着ツアー「多国籍ツアー」を企画する「地球探検隊」(東京都新宿区)代表の中村伸一さんを講師に「コラボで世界を目指そう!」としたセミナーを実施する。問い合わせは宇部市観光・6次産業推進課(TEL 0836-34-8353)まで。