JR宇部線で7月25日、1日限定の貸し切り電車「はなびーる電車」が走る。
同日開催の宇部市花火大会に合わせて走る「はなびーる電車」は、新山口駅から花火会場最寄りの琴芝駅まで、約70分間の「プチ旅行」を楽しんでもらおうと昨年から始まった企画。前回は、増席後もなおキャンセル待ちが出るほどの好評ぶりを見せた。今回はJR宇部線の全線開通90周年記念事業の一環として実施する。
当日は、鉄道ファンから人気を集める「115系」4両を貸し切って新山口駅を17時30分に出発。ちょうちんやのれんを飾り付けた車内で、缶ビール2本と地酒「貴」の非売品カップ酒、宇部蒲鉾のちくわを振る舞うなど、地元グルメが楽しめる内容となっている。
このほか、参加者特典としてJR西日本がエコバッグ、パスケース、うちわなど非売品の鉄道グッズを進呈するほか、初の試みとして、花火会場で専用の観覧スペースを用意する。
「昨年は2~80歳代まで、宇部や山陽小野田を中心に山口市や広島や福岡からの参加もあり、とても盛り上がった」と宇部市交通局の吉村陽子さん。「昨年のアンケート結果を基にバージョンアップさせた。通常の速度よりもゆっくり運行するので、窓からの風景も楽しんでもらいながら花火大会に行くための交通手段の1つとしても参加してもらえたら」と呼び掛ける。
参加費は20歳以上=2,500円、20歳未満=1,500円。定員100人。申し込み締め切りは7月16日。JR阿知須駅からの乗車も可。問い合わせ・参加申し込みは宇部市交通局観光貸切係(TEL 0836-31-2442)まで。