宇部・松島町にインド料理店「タンドリマハル」(宇部市松島町、TEL 0836-35-1155)がオープンして1カ月がたつ。
「インドを感じる」がコンセプトの同店。外観はインドの国旗をイメージして鮮やかなサフラン色にし、店内にはインドから取り寄せた「ブッダ」と「ガネーシュ」が描かれた布などを飾って演出する。
店舗面積は約20坪。テーブル席32席。セットメニューを多く用意しているため、料理がたくさん並んでも食事がしやすいように広めのテーブルを置く。
店主のガイレ・カダナンダさんはインド出身で料理人歴16年。インドではムンバイやコルカタなどの都市で働き、5年前に来日。下関や神戸でコックとして働き、2013年には大阪に出店。知り合いが住んでいる宇部に拠点を移し、料理経験が10年を超えるインド出身の料理人を雇って出店した。
カレー単品料理は、「チキンバターマサラ」や「ラムブーナマサラ」(以上、880円)、「ジンガマサラ」(900円)など25種類。クミンやコリアンダー、シナモンなど、インドから輸入する約50種類の香辛料をブレンドし、ニンジンやタマネギ、ピーマン、ショウガなどをミキサーで細かくして混ぜ合わせる。「野菜を多く使っているのが特徴。野菜しか入っていないカレーもある」とガイレさん。
「シークカバブ」(500円)や「ガーリックチキン」(690円)などのタンドリー料理、「季節野菜のサラダ」(230円)や「ベジタブルパコダ」(510円)などの単品料理はそれぞれ9種類ずつ用意。100種類を超えるメニューはドリンク以外テークアウトが可能。
月曜~土曜の11時~14時30分に提供する「日替わりランチ」(800円)はビジネスマンに「人気」という。「チキン」「ベジタブル」「シーフード」「日替わり」の中から好きなカレーが選べ、ナンかライス、サラダが付く。カレーの辛さは8段階から選べる。
オープンから1カ月を振り返り、ガイレさんは「人が来てくれるのか不安だったが、うれしいことに忙しく過ごしている。素早く料理を提供できるので、ビジネスマンの来店も多い。これまでに貸し切りの予約も何度か入った」と笑顔を見せる。
「もっとたくさんの人に来てほしい。来年からはイベントへの出店も考えているし、店舗もこれから増やしていきたい」と意気込む。
営業時間は11時30分~15時、17時~22時。