山口・上竪小路の酒店「ワインと地酒のムラタ」(山口市上竪小路、TEL 083-922-3840)2階のフリースペースで11月17日、「山口酒呑童子(しゅてんどうじ)11月会」が開催された。
同会は、さまざまな銘柄の日本酒を試飲する会で、今回は秋に出荷される「ひやおろし」をメーンに、男山(北海道)、一ノ蔵(宮城)、秀よし(秋田)、千代寿(山形)、白瀧(新潟)、大雪渓(長野)、若戒(三重)、開華(栃木)、月の桂(京都)、五橋(山口)、芳薫(佐賀)の11銘柄の試飲が行われた。
司牡丹(高知県)、梅錦(愛媛県)、五橋(山口県岩国市)の各蔵元も参加し、各社が市場には出ていない「かくし酒」を3種類ずつ持参。この「かくし酒」も各テーブルに配られ、参加者は飲み比べを行った。
約30人が参加し、酒や料理を楽しみながら、蔵元に酒について聞いたり、同じテーブルの人と話したり、思い思いの時を過ごした。参加者らは、「村田店長のエネルギーに引かれて毎回参加している」(50代男性会社員)、「料理がおいしいし、ここに来る人は楽しい人が多い」(30代男性公務員)、「この店で酒を購入したときに同会を知り、参加するようになった」(40代男性団体職員)などと話していた。
同会は年5回程度行われ、夏は生酒、10月はワイン、11月はひやおろしなど、それぞれの季節に応じた酒を試飲する。次回は新酒の時期に開催を予定している。
同店の村田充利代表は「さまざまな酒を比較して飲んでもらうことが目的で開催している。蔵元に酒の話を直接聞くことができるし、参加者が一緒に酒を飲むことで、知り合いや顔見知りになることも多く、人と人とが知り合う場にもなっているようだ」と話している。
(©マルニ)