JR小野田駅前の洋菓子店「Patisserie Grand chariot(グランシャリオ)」(山陽小野田市日の出3、TEL 0836-84-7117)が11月2日、オープンから1周年を迎えた。
下関出身のオーナーパティシエの南山恭佑さん(28)が、業界歴10年目に「20代での出店」の思いをかなえて独立開業した同店。妻の美香さんが接客を担当し、デザインと季節感にこだわった洋菓子を提供する。
「どの時間帯でも選べる種類がある」ことに注力する同店。ショーケースには、毎月季節に応じた新作の生ケーキを5~6種類発売し、毎日約35種類を提供する。人気商品は「星の王子さま(プチチーズケーキ)」(130円)、「シュークリーム」(140円)、看板スイーツの「グランショコラ」(800円)など。
1年間を振り返り「あっという間だった」と南山さん。オープン当初は30種類だった品数も1年かけて増やしてきた。「オープン2カ月目以降や夏のシーズンは売り上げが落ち込むことを覚悟していたが、実際はそうでもなく、予想の30~40%を上回ってきた。ひな祭りや卒入学、歓送迎が重なる3月が最も繁忙期だった」と話す。
1周年を迎えた今月からは、同店のオリジナルパッケージを新たに用意。人気商品と「ドーナツ」のパッケージを変更し、土産品需要とブランド力向上を目指す。「1年目は受け身だったが、2年目は積極的にイベントを打ったり祭りなどへの出店も視野に入れたりしながら、さらに伸ばしていきたい」と意気込む。
美香さんは「スタッフみんなが楽しんで働くことがモットー。私たちの楽しさは、商品を通してお客さまに伝わると信じている。今後も、お客さまに喜んでいただける洋菓子を提供していきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~20時。水曜定休。