宇部の中心市街地で行うイルミネーションイベント「サンタクロスロード」が11月26日、点灯した。主催は若者ボランティアサークル「宇部未来会議」。

「ハートの馬車」がバージョンアップ

　「銀天エコプラザ」（宇部市中央町2）をメイン会場に、銀天街アーケード内からANAクラウンプラザホテル宇部までの歩道約460メートルをライトアップする同イベント。昨年は、社会貢献プロジェクト「YOUNG JAPAN ACTION 浅田真央×住友生命2015」の大賞を受賞し、話題を呼んだ。

　19回目を迎えた今回のテーマは「SHARE HAPPINESS～あなたの幸せが、あの人の幸せに～」。ブルーを基調にした20万球以上の光で会場を彩り、目玉の「光のミュージアム」では本格的な舞台照明やレーザー、スモークを使い、5分置きに音楽とイルミネーションが連動したショーを行う。

　今年は規模を約10メートル広げ、銀天エコプラザから「ポレポレカフェ」（中央町3）までの歩道もライトアップするほか、高さ約6メートルのツリーをバックに撮影できるベンチ「ハートの馬車」は昨年の約2倍のサイズのイルミネーションを飾るなど、随所にバージョンアップを施した。

　同日は小雨が降る中、にぎやかに点灯式が行われた。久保田后子宇部市長は「今年もどんな作品がお目見えするか楽しみ。来年が希望あふれる年になるよう、思いを込めて点灯し、みんなで幸せを分かち合いましょう」とあいさつ。点灯の瞬間には来場者から大きな歓声が上がり、親子や学生などが初日のライトアップを楽しんだ。

　宇部未来会議の藤重雅明会長は「YOUNG JAPAN ACTIONの大賞受賞は大きな追い風となった。手作りながらも高度なシステムを使い、関東から視察が訪れるほど。今年も多くの人に来場いただき、変わりつつある銀天街の様子も感じてもらいたい」と笑顔を見せる。

　点灯時間は17時～24時。光のミュージカルは18時～22時。来年1月6日まで。