山口宇部空港(宇部市沖宇部)2階の出発ロビーに1月11日、学問の神様・菅原道真公を祭る防府天満宮(防府市松崎町)の特大絵馬が設置された。
山口宇部空港を利用する受験生への励ましの意味を込め、1998年から行われているもので、今年で11回目。絵馬の大きさは、1.2メートル×1.2メートルで、「頑張れ、受験生。」の文字と受験生の合格を祈願するメッセージが書かれている。
特大絵馬のそばには10センチ×8センチの紙絵馬が置かれている。同空港を利用する受験生が願い事を書き、特大絵馬の下部にある「願い口」に入れると、全日空の職員が1週間ごとに回収し、受験生に代わり防府天満宮に絵馬を奉納するという。昨年は505枚の絵馬を奉納した。
同日、防府天満宮権彌宜の一木孝史さん、宇部・西琴芝の慶進高校の生徒3人が参加して、山口宇部空港で神事が執り行われた。神事に参加した慶進高校3年の村上千咲さんは「『みんなの努力が報われますように』と紙絵馬に書いた」と話し、同高校3年の青木孝文さんと田中優理さんも、クラス全員の合格と自分の受験する大学の合格を祈願したと話していた。
特大絵馬の設置期間は、3月中旬までの予定。
山口宇部空港山口宇部空港ターミナルビルタブリエ、新春企画でアニメ絵馬-クラウザーさんプリントも(アキバ経済新聞)(©マルニ)