サッカーJ2のレノファ山口FCが1月14日、県立おのだサッカー交流公園(山陽小野田市)で今季初練習を行った。
昨季20位で「J2残留」を果たしたレノファ。今季は、日本サッカー協会(JFA)技術委員長やJリーグクラブのコーチなどを経験した霜田正浩氏が新監督に就任。元日本代表選手やルーキーなど9人の選手を新たに加えた。
同日、午前と午後の2部練習を実施。午前練習は和やかな雰囲気で始まったが次第に強度を上げ、ミニゲームでは霜田監督の熱い指示が飛ぶ中、選手たちは息を切らしながらボールを奪い合い、オフ明けの体を存分に動かして汗を流した。
下松市から見学に訪れたサポーターは「J3時代から夫婦で応援している。練習初日から速いパスがつながっていた。今季は選手の入れ替えが多くなかったので、コミュニケーションの部分も問題なさそう」と今季のレノファに期待する。同日は延べ800人のファン・サポーターが新チームの始動を見守った。
霜田監督は「今週の練習は、コミュニケーションを重視した『ミニキャンプ』と位置付けている。ここで今季のプレースタイルを導入しながら、少しずつコンディションを上げていきたい。選手が真剣にボールを奪い合う音と共に、笑い声も聞こえてくるような練習ができれば」と初練習後に話した。
レノファ在籍5年目を迎えたFWの岸田和人選手は、「初日からハードな練習だったけど楽しかった」と充実した表情を見せ、「今週は新しい選手のことなどをしっかりと理解できるように取り組みたい。自分にとって勝負の年だと思うのでチームの力になれるように日々努力したい」と意気込む。
レノファは今月19日まで同所で連日2部練習を行う。21日は渡辺翁記念会館(宇部市朝日町8)で「新体制発表会」を開催。22日からは熊本で1次キャンプを行う。
J2リーグは2月25日に開幕。レノファはホームスタジアム「維新みらいふスタジアム」(山口市維新公園4、維新公園陸上競技場)で、ロアッソ熊本と対戦する。