山口・駅通り「スタジオイマイチ」でコンテンポラリーダンス公演

約40平方メートルのスタジオ空間を自由に使って作品を披露する

約40平方メートルのスタジオ空間を自由に使って作品を披露する

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 山口・駅通りの今市通りバス停前にある「スタジオイマイチ」(山口市駅通り2、TEL 070-6681-3977)で3月20日、コンテンポラリーダンスイベント「Airpockets(エアポケッツ) vol.3」が開催された。

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 同イベントは、山口や近県で活動するダンサーらが出演し、音楽とセッションしながら、それぞれの作品を発表した。出演したのは、江藤由紀子さん(ダンス)×一楽まどかさん(音楽)、桑野由起子さん(ダンス)・中島由美子さん(ダンス)×ちびドラ(音楽)、新田祐子さん(ダンス)×大脇理智さん(音楽)、集団歩行訓練(ダンス)。スペシャルゲストとして、現代舞踊協会所属のダンサー・川野眞子さんも登場した。

 ビデオをその場で加工して投影し、映像の前でパフォーマンスをしたり、透明の机の上に乗り、体重の負荷により照明の色や点灯をコントロールしたり、ドラムの音に合わせて二人のダンサーがセッションしたりと、思い思いの作品を披露した。観客からは、時折笑い声や終了後には拍手や「面白かった」などの感想が聞かれた。

 同スタジオは、ダンスグループ「ちくは」がダンスの創作・稽古・発表を目的としたスペースとして、昨年12月15日にオープンした。「ちくは」は、山口情報芸術センターのダンスワークショップで知り合った仲間たちが、「ワークショップ後も何かやりたい」と2004年に立ち上げたグループで、山口市を中心に活動をしている。同スタジオでの公演は3回目で、今後も年6~8回のペースで公演を行うという。

 スタジオ名は、バス停名「今市(いまいち)通り」と、大家さんが「俺の人生『いまいち』だった」と発言したことにちなんで名付けられたという。主宰の大脇さんは「自分たちが納得できる作品を創るためのスタジオ。ここでの発表が終わりではなく、別の場所で発表するのが目的。ここでの公演は、作品をより良くするために、観客に見せることで育てていく、いわゆる創作の一過程」と話している。

スタジオイマイチ(©マルニ)

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