山口・徳地のイチゴ農家がソフトクリーム-宮崎の人気店の味を提供

イチゴをトッピングしてソースをかけた「ストロベリー」

イチゴをトッピングしてソースをかけた「ストロベリー」

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 山口・徳地のイチゴ農家「あさむら いちご園」(山口市徳地岸見、TEL 0835-53-0960)は3月20日より、ソフトクリームの販売を始めた。

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 同園では、宮崎県高鍋町にある年間約7万人が訪れ、行列ができるという人気店「新山いちご園」のソフトクリームを販売する。ソフトクリーム販売にあたり、イチゴ園に隣接する自宅横にソフトクリームを販売するカウンターを設け、13台分の駐車スペースも備えた。

 メニューは、イチゴをまるごとトッピングしてジャムをかけた「ストロベリー」(350円)、イチゴとブルーベリーをトッピングした「ダブルベリー」(380円)、チョコレートソースをかけた「チョコレート」(320円)など7種類。そのほか「朝採りいちご」(300円)や「手づくりジャム」(500円)も販売。同園で朝採りした新鮮なイチゴを使用し、シーズンオフにはメニューを切り替えていく予定だという。

 同園の浅村久志さんは、イチゴを市場に出荷しているが、消費者の反応が伝わってこないので、お客の顔が見える方法がないか考えていた。そうしたところ、宮崎県のイチゴ農家が提供する人気のソフトクリームがあると知り、食べに行ってみたところ、その味にほれ込んだ。自分でもできないかと手紙を書いたり再訪したりするうちに、「新山いちご園」の全面協力で、ソフトクリームの販売が許されたという。現在は「新山いちご園」からソフトクリームミックスを分けてもらい、宮崎でしか食べられなかった味を山口で再現できることに。「牛乳そのものの味を生かして、甘みがあるのに後味がさっぱりしているのが特徴」(浅村さん)。

 浅村さんは「わざわざ田舎に来てもらうには、イチゴの新鮮さや本物志向のソフトクリームという付加価値が必要。こんな田舎にあってもリピーターを呼べる味だと思う。宮崎で自分が食べたときの感動をここで伝えたい」と意欲をみせる。

 営業時間は10時~18時。

摘み立てイチゴを食べ放題-山口市内各所で「モグモグいちご園」(山口経済新聞)「白いイチゴ」を使ったデコレーションケーキが話題に-山口の洋菓子店(山口経済新聞)(©マルニ)

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