山口・香山町の香山公園で7月12日、国宝瑠璃光寺五重塔をバックに「山口どこでも紙芝居~山口編~」の上演が行われる。
同イベントでは、室町時代の守護大名・大内義弘を弔うため建立された五重塔が、毛利氏の時代になり萩に移されることになったが、住民の度重なる陳情により山口に残ったという話を紙芝居にした「五重塔はかくして残った」と、湯田温泉に伝わる白狐伝説をもとに、温泉の始まりやありがたさを紙芝居にした「湯田温泉と5人の神様」の2作品を上演する。同日、観覧者への特典として水あめも配布する。開始時間は18時と18時30分。雨天中止。
紙芝居は、7月からスタートした「おいでませ山口デスティネーションキャンペーン」の一環として行われるもので、同日以降も定期的に上演する予定。紙芝居「五重塔はかくして残った」は、8月~9月の毎週土曜日に「山口ゆらめき回廊」と合わせて上演される。紙芝居「湯田温泉と5人の神様」は、夏休み期間中の毎週金曜・土曜を中心に、湯田温泉の旅館・ホテル・観光案内所前などで上演。
山口県内では、デスティネーションキャンペーンの催しのひとつとして、各地で紙芝居を上演する「山口どこでも紙芝居」が行われており、山口市以外でも、岩国市、柳井市、下関市、萩市など11市町18カ所で、その地域にまつわる伝説や民話をもとにした紙芝居が披露されている。上演するのは、7月~9月の土曜・日曜など(各地域によって異なる)。紙芝居開催地に設置してあるスタンプを集めるスタンプラリーも開催している。
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