山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町、TEL 083-901-2222)で7月21日、スイスの振付家ジル・ジョバンの最新作「Text to Speech(テキスト・トゥ・スピーチ)」の公演が行われる。
同作品は、世界各地で勃発する内紛や戦争を題材に、人と情報との関係性を、ダンサーの身体とパソコンから流れる音声テキストで描き出すもの。出演者は、舞台上に並んだパソコンに向かい、音声ソフト「Text to Speech」が読み上げる紛争のニュースにシンクロするように踊り出し、次第に身体のバランスを失い、他者と自分自身を傷つけていくという作品。読み上げる音声テキストは、日本での公演に合わせて日本語に訳されるという。2008年3月にパリ市立劇場で初演された同作品の日本での公演は初めて。
ジル・ジョバンは、スイス・ジュネーヴを拠点に数々の作品を発表してきた、コンテンポラリーダンスシーンを牽引する気鋭の振付家。1997年以降、ヨーロッパや南米を中心に11作品のダンス公演を発表してきた。身体を介してゲームのように表現する独自のアプローチと、ダンサーのユーモラスな動きが特徴で、世界各地で注目されている。2005年に発表された「Steak House(ステーキ・ハウス)」では、鮮やかな色づかいの舞台を作り上げ、ヨーロッパ4カ国でツアーを行い、注目を集めた。
開場時間は13時30分、開演時間は14時。一般(前売り)=2,000円、any会員・特別割引(前売り)=1,700円、当日=2,300円。
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