山口観光コンベンション協会(山口市惣太夫町、TEL 083-933-0088)は3月30日から、山口・湯田温泉の宿泊者を対象に、山口市内の観光地を夜にバスで巡る「ナイト観光バス」の運行を始める。
コースには、川の両岸に植えられた約200本の桜をライトアップする一の坂川、ライトアップした常栄寺雪舟庭と瑠璃光寺五重塔を巡る「さくらバスコース」(3月30日、31日、4月6日)、ゲンジホタルが飛び交う一の坂川、常栄寺雪舟庭、瑠璃光寺五重塔を巡る「ほたるバスコース」(6月1日、2日、8日、9日)、夏休み企画として、常栄寺雪舟庭、瑠璃光寺五重塔を巡る「夏休みバスコース」(7月27日、28日、8月3日、4日、10日、11日、17日、18日、24日、25日)がある。20時15分ごろ湯田温泉を出発し、所要時間は約1時間45分。常栄寺雪舟庭では、ボランティアによる説明も行われる。
同観光バスは約7~8年前にスタートし、毎年この3コースを運行している。「国民文化祭」や「山口お宝展」など、イベントがあれば、その期間だけ特別コースを設定して運行することも。2007年度はJRグループ「ディスティネーションキャンペーン」のプレイベントの年にあたるため、「今年9月にナイト観光バスの特別コースを企画している」(同協会)という。
中原中也生誕百年記念事業実行委員会事務局(山口市湯田温泉1、TEL 083-932-6430)も、「中原中也生誕百年記念ナイト観光バスツアー」を予定。運行コースは、常栄寺雪舟庭、瑠璃光寺五重塔、中原中也記念館。運行スケジュールは4月13日、14日、20日、21日。
料金は大人=500円、小中高生=200円、幼児=無料。湯田温泉に宿泊することが条件で、宿泊予約時から当日20時までの間に、湯田温泉宿泊施設のフロントへ申し込む。定員40人。
同協会では「昼間の観光とは違った雰囲気が楽しめる。昼に一度見た観光地でも、夜になるとライトアップされるので、まったく違う表情に変わるのが特徴」と話している。