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宇部にハワイアンダイナー「ウインドワードグリル」 ハワイのローカルフード提供

「ハワイの味と時間を楽しんでほしい」と頼国さん(左)と吉田さん

「ハワイの味と時間を楽しんでほしい」と頼国さん(左)と吉田さん

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 ハワイアンダイナー「WINDWARD GRILL(ウインドワード グリル)」(宇部市中央町3、TEL 0836-52-9813)が9月6日、宇部にオープンした。

同店が提供する料理

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 場所は、うどん店「宇丼」跡。同店は、兵庫県出身の頼国正樹さんと、上宇部でうどん店「壱」を営む吉田雅史さんが共同で出店。「宇部で本格ハワイアン」をコンセプトに掲げ、サーフボードなどが飾られた南国風の店内にカウンター席とテーブル席の計30席を設ける。

 メニューの料金をドル表記にし、調味料の一部にハワイ産を使用するなど、本場を再現したハワイのローカルフードを提供する。

 頼国さんは、約5年前に閉店した山口・湯田温泉のハワイアンレストラン「トニーズラハイナ」で修業した後、2018(平成30)年に地元・伊丹市で「WINDWARD GRILL」を開業。5年間営業し、今回移転という形で再オープンした。「17歳からハワイ州オアフ島に5年間留学していた時に食べていた味や空間を、日本でも提供できればと出店した。今年2月、家庭の都合で母の実家がある山口に戻ることを決めた」と話す。

 吉田さんと頼国さんは、約10年前に湯田温泉の店で一緒に働いていた。吉田さんは「山口に戻ると聞き、今後について語り合った。僕自身が前から考えていたハワイアンテイストの店を出したいという念願が叶った。街と自然が隣り合わせの空間とのんびりした時間は僕の記憶にずっと残っている。本場のハワイアンフードを提供し、宇部で行ける小さなハワイ旅行を目指したい」と話す。

 メニューは、自家製グレイビーソースをかけた「ロコモコ」をはじめ、「スパムむすび」、「ガーリックシュリンプ」、豚肉の燻製の蒸し焼き「カルアピッグ」、「バッファローチキン」、「タコスピザ」、マグロのマリネ「アヒポキ」、塩焼きそば「フライドサイミン」、「トロピカルミックスパンケーキ」、バナナ生地を包んで揚げた「バナナルンピア」など。

 ドリンクは、ハワイ発祥のミックスジュース「P.O.G(ポグ)」、生で提供する「バドワイザー」のほか、ココナッツとカカオの「CoCoCaCa」、「ブルーハワイ」などのフローズンカクテル、ウォッカ、ジン、カシス、ラム、テキーラ、サワー、ワインなどを用意する。客単価は3,000円~4,000円。

 頼国さんは「BGMに現地のラジオ番組を流すなど、リアルなハワイの風を感じる空間で、食や文化を発信していきたい。英語も話せるので外国人旅行者にも対応する。ハワイは様々な国の人が暮らし、多種多様な食文化が入り混じっている。アロハスピリットがたくさん詰まった空間で、国籍問わず和気あいあいと楽しめる店になれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は18時~翌2時。オープンから1カ月間は定休日なしで営業する。

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