地元の魅力を再発見するポスターコンテスト「Rethink Creative Contest 2024」の優秀作品が12月13日に発表され、山口県を題材にした2作品が「特別審査員賞」と「優秀賞」を受賞した。
同コンテストの主催は、全国のクリエーターの育成や仕事のマッチングを手がける「クリエイターズマッチ」(東京都渋谷区)で、日本たばこ産業(JT)が取り組む「Rethink PROJECT」の一環。デザイン経験がなくても応募できる「アイデア重視のクリエイティブコンテスト」で、自分が暮らす地域を「Rethink(=視点を変えて考える)」し、その地域の魅力を今までにない切り口でアピールするポスターを募集した。
7回目となる今回は、日本全国から過去最多の920作品の応募があり、「着眼点がおもしろいか」「『Rethink=視点を変えて考えること』ができているか」「伝わりやすいデザインになっているか」の3点を基準に審査を行い、Rethink PROJECT賞(最優秀賞)=1作品、特別審査員賞=4作品、優秀賞=10作品など、49作品の受賞が決定した。
「特別審査員賞」を受賞した山口市在住・吉野鈴奈さんの作品「美し木、情熱の組み木」は、錦帯橋(岩国市)の組み木の様子と迫力が伝わる橋の下から撮影し、それを大きく中央に配置することで目を引くデザインに仕上げた。
吉野さんは「地元の魅力を工夫して表現し、デザインすることがとても面白く楽しかったです。山口県には錦帯橋のほかにも、美しく素敵な物や場所が沢山あります。ぜひ一度訪れてみてください」とコメントを発表した。
「優秀賞」を受賞した広島市在住・牧芽奈さんの作品「いっこあいとるよ岩国れんこん」は、「岩国れんこん」を題材にした。牧さんは「『一つ多い穴に歓迎して岩国の一員になる』というテーマを通じて、『岩国に行きたい』『住みたい』と思っていただけるようにデザインしました。岩国の多種多様で温かい人々を、れんこんの穴から飛び出す形で歓迎の気持ちを伝えることができたと思います。また、岩国れんこんは様々な料理があるのでぜひ岩国にお越しいただいたときは、その味をお楽しみいただければ幸いです」とコメントを発表した。
そのほかの受賞作品は、「Rethink Creator PROJECT」のサイトで紹介している。