「山口宇部空港」(宇部市沖宇部)で1月22日、定期便の利用者3000万人達成の「記念セレモニー」が開かれた。
1966(昭和41)年7月1日に「宇部空港」として開港した同空港。定期便利用者数の対象は、現在運行中の東京便のほか、これまで運行されていた大阪便や札幌便、韓国との国際定期便など、開港以降の利用者数の合計。
同日、同セレモニーを主催した山口県観光スポーツ文化部の道免(どうめん)憲司部長や空港関係者、昨年「山口宇部空港エバンジェリスト」に就任したお笑いコンビ「ぺこぱ」が出席し、「3000万人達成記念パネル」の除幕や、3000万人達成者の代表に選ばれた杉浦梨穂さんへの花束と記念品の贈呈などが行われた。
山口市に帰省していたという杉浦さんは「3000万人達成のセレモニーが開かれるのを昨日知ったが、まさか自分が当たるわけないと思っていた。年末の帰省などで空港をよく利用する。今後も利用して次の6000万人目も狙いたい」と笑顔を見せる。
道免部長は「山口県の空の玄関として開かれた当空港が、今後も県全体の活性化につながる拠点となるように、利便性の向上や機能の充実に努めていきたい」と話す。
ぺこぱの松陰寺太勇さんは「地元山口の魅力をどんどん発信し、3000万人と言わず、6000万、9000万と目標を高く持ち、1億人を目指したい」と話す。
シュウペイさんは「僕は神奈川出身だが、番組出演のためにこの空港を利用することが増えた。山口を訪れた友人から『山口県って本当にいいところだね』と写真を送ってもらう機会も増え、僕自身もそう発信している。3000万人は通過点だと思うので、より多くの方が山口を訪れてくれるのを楽しみにしている。これからも第二の故郷のエバンジェリストに努めていきたい」と話す。
同日は、ANA696便、JAL294便、SFJ14便の搭乗者全員に、「月でひろぅた卵(記念シール付き)」や各航空会社ノベルティグッズなどが配られた。