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宇部に天丼専門店「大天空」 店主は20代、老舗旅館から独立し開業

「揚げたてのおいしい瞬間を届けたい」と梅本さん

「揚げたてのおいしい瞬間を届けたい」と梅本さん

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 天丼専門店「大天空(だいてんくう)」(宇部市昭和町4、TEL 080-6160-5760)が12月26日、オープンした。

提供する「大天空丼」

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 店主の梅本恭史さん(25)は調理師の専門学校卒業後、山口市の旅館「松田屋ホテル」(湯田温泉3)に6年間、住み込みで和食を中心に修業し、独立開業した。

 場所は、SC「フジグラン宇部」(明神町3)ほど近く。店内に、カウンター席=6席、テーブル席=8席を設ける。

 梅本さんは「松田屋では刺し身を担当する『板場』を任せてもらえるようになり、料理長にも背中を押してもらった。祖父が小野で米を作っており、地元のおいしい米と旬の野菜などを存分に味わってもらえる料理を提供したいと考えた。技術やスピードなど全てのスキルを一つの丼に注ぎ込める『天丼』を選んだ」と話す。

 店名には「大好きな天丼を空腹のあなたに」という思いを込めた。提供する天丼は、自家製の米と地元の野菜を使い、昆布から毎日取るだしは、かつお節を使って「白だし」にし、甘ダレ、赤みそのみそ汁、お茶漬けなどに使う。

 看板メニューは、特大エビ2本、アナゴまたはキス、6種の野菜の天ぷらをのせた「大天空丼」(1,800円)。野菜は、山芋やレンコン、シシトウ、ナスなどを日替わりでのせる。

 このほか、エビと野菜(6種)の「上天丼」(1,200円)や、小柱と三つ葉、野菜(2種)の「かき揚げ丼」(茶漬け付き、1,000円)を提供する。全て、みそ汁、香の物が付くほか、お茶漬け用のだし(200円)を付けることができる。各1日10食限定。

 テイクアウト用の「天丼」(1,000円)を用意するほか、「エビ天ロール」(400円)、「天むす」(2個600円)、「悪魔のおにぎり」(同300円)もテイクアウト可能。

 月替わりでサイドメニューを用意し、現在は「卵天」(1個180円)、「アボカド生ハム巻」(500円)、「納豆巾着」(2個500円)をそろえる。

 梅本さんは「オープン時にリンゴの天ぷらを提供したところ、小さな子どもにも好評だった。今後は、子ども向けの『キッズ丼』や海の素材が楽しめる『海鮮丼』、『デザート天ぷら』など、わくわくするような天ぷらを考案していきたい」と話す。

 「来月中旬ごろから夜の営業を始める。油の処理や片付けなど家で天ぷらを作るのはなかなか大変だと思う。揚げたての一番おいしい瞬間を届け、親しみやすく居心地の良い店になりたい。天ぷらで旬の食材を気軽に味わってもらえたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~15時。水曜・日曜定休。

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