宇部市東岐波の「CAFÉ BLEU(カフェ ブリュー)」(TEL 0836-39-8639)が2月14日、オープンして2カ月を迎える。オープン日は12月14日。
店主は、宇部出身の中村友恵さん。「私が生まれ育った環境的にも海はなじみ深い存在で、心を穏やかにしてくれる海が見える家で地域のコミュニティの場を作りたい」と、やまぐち創業補助金を活用して開業した。
中村さんはこれまで宇部のカフェなどで経験を積み、同店では地元素材を使ったランチやスイーツ、ドリンクなどを提供する。店内にはテーブル席14席を設け、窓からは永ヶ久保海岸を眺めることができる。
ランチメニューは、同店のコンセプト「ブルー(青)」を取り入れた看板の「オリジナルスリランカカレー」のほか、「ドライカレー」、「自家製バジルのジェノベーゼパスタ」、季節野菜を使った「キッシュ」の4種類。コーンスープ、サラダ、台湾カステラ、ドリンク付きのセットで1,500円。
カフェメニューで用意するデザートは、「台湾カステラ」「カラメルバナナケーキ」「紫芋のチーズケーキ」(以上500円)の3種類。今後、自家栽培する紫芋の一種 「ウベ(Ube)」 を使ったスイーツの提供も予定している。
このほか、青空とシーサイドをイメージしたという「シーサイドラテ」や「オーシャンドリームソーダ」(以上500円)などのオリジナルドリンクのほか、コーヒー(400円)、紅茶(500円)などを用意する。
中村さんは「海辺の景色は、雨の日や夕日など気候や時間帯によってさまざまな表情を見せてくれる。日々の忙しさや嫌なことがあった時は、窓辺から広がる海の景色を眺めて心地よい潮風を感じながら、ゆったりしたひとときを過ごしてもらえたら」と笑顔を見せる。
同店では、店内周辺の半径300メートルに電波が届くミニFM局「KIWA(キワ)」(周波数は76.3メガヘルツ)を開設し、地域の情報を声で届けている。中村さんは、地元バンド「思いのままにカンパニーズ」でエレキベースを担当し、音楽の活動もしている。
「現在、規格外の野菜を有効活用して飲食店を結ぶシステムを組んでいたり、深刻化している鳥獣被害対策として処理加工できる箱作りもしている。地域の問題を解決する仕組みを考えていきたい」とも。
営業時間は、11時~16時。月曜・火曜定休。