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山口・徳地に「交流拠点」新設へ 古民家改修CF、返礼品に「徳地ツアー」も

交流拠点となる古民家と丸本華代さん

交流拠点となる古民家と丸本華代さん

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 山口市徳地島地の旧島地商店街近くで2月8日、ゲストハウスと小さなカフェを併設する施設「島地川旅先案内所 -shian-」を開業するためのクラウドファンディングが始まった。

ゲストハウスに改修する和室

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 プロジェクトを手がけるのは、地域限定旅行業「maru旅遊社」を営む丸本華代さん。丸本さんは、山口市役所に約20年間勤務した後、「観光を手段として徳地を消滅させない」との思いで起業した。

 今回のプロジェクトは、徳地エリア内の滞在拠点を増やし、観光を通じて地域活性化を図るもので、築約100年の古民家を改修して宿泊施設として活用する。宿泊定員は6人の予定で、施設内に「カフェスペース」を設け、徳地の特産品であるカワラケツメイ茶や焙煎(ばんせん)茶、コーヒーなどを提供することを計画している。

 丸本さんは「旅行客と地元の人が交流できる場にしたい。地元の人にカフェの運営に関わってもらいながら、地域に根ざした温かい空間を作りたい。カフェの名称も『じじばばカフェ』や『JB-Cafe』など、愛着の湧く名前を考えている」と構想を語る。

 クラウドファンディングでは、当プロジェクトの実現に必要な改修費の支援を募る。目標金額は150万円。支援者には、徳地の特産品や、オープン前の「内覧お茶会」への招待のほか、「徳地を巡るオーダーメイドのツアー」など、地域の魅力を味わえるリターンを用意する。

 丸本さんは「泊まれる場所を増やすことで、徳地を訪れる人を増やし、地域の魅力をより多くの人に知ってもらいたい。地域の人たちと一緒に作る場所にしたいので、応援してもらえたら」と支援を呼びかける。

 募集は3月21日まで。ゲストハウス・カフェのオープンは、2025年5月を予定している。

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