
かるたイベント「お坊さんめくり大会」が3月23日、「ときわ湖水ホール」(宇部市沖宇部)で開かれる。
主催は、地元有志による団体「いちご会」。かるた遊び「お坊さんめくり」を通じて、「百人一首」や競技かるたを広めることを目的に行う。
担当する同会文化部長の今村美智子さんは、「百人一首などの競技かるたを海外に普及する活動をする中で、地元の人たちにも知ってもらいたいと企画した。これまでに山陽小野田で15回くらい大会を開いてきたが、宇部のときわ湖水ホールでも開きたいと長年考えていた。同会に参加して皆さんの応援をいただいたおかげで念願が叶った」と話す。
「お坊さんめくり」は、かるた遊び「坊主めくり」に天狗の札を加えた今村さん考案のかるた遊び。当日は30テーブル(各テーブル5人ずつ)を設け、全3試合で得た手札の合計で順位を競う。「ふぐ刺し」や地元ゆかりの品などの賞品を用意し、参加者全員に何らかの賞品を進呈する。
大会前にはワークショップを行い、百人一首の神経衰弱遊びや「葉脈(はっぱ)かるたカード作り」などのほか、テーブルかるたの模範試合と体験、「宇部かるた会」による競技かるたの模範試合などを行う。
今村さんは「日頃大きな声で笑うことがない人たちが『お坊さんめくり』で心から笑っている姿を見ると、やっぱり皆さんに一度は体験してもらいたいという気持ちになる。賞品は、当会のメンバーが寄付してくれたものや、購入した地元の商品など多数用意している。英語のルール説明もあるので外国人の方にも参加してもらいたい」と来場を呼びかける。
開催時間は13時30分~15時30分(受付12時~)。先着120人、要事前申し込み、対象は3歳以上。