
山口県内の企業と求職者が直接対面できる恒例イベント「やまぐち企業合同就職フェア」が6月18日、山口グランドホテル(山口市小郡黄金町1)で開催された。
今年は、下関市、山口市、周南市の3会場で開催し、延べ約150社が参加するほか、初の取り組みとして、学生の保護者も参加可能になる。
主催する山口県商工会議所連合会の中川章常務理事は、「山口県は全国的に見ても求人倍率が高く、人手不足と言われている。一方で、良い企業なのにまだ知られていないところがたくさんある。企業担当者と直接話すことで、その会社の雰囲気などを知り、地元に就職して住むきっかけになれば」と話す。
参加対象は、2026年3月に卒業予定の大学、短期大学、高等専門学校、専門学校などの学生(高校生を除く)と一般の就職希望者。事前に公式サイトからダウンロードしたエントリーシート(当日会場で受け取りも可能)を希望する企業のブースに提出することで、企業紹介や質疑応答を受けることができる。
同日は、情報サービス業や農業、製造業、鉄鋼業など、様々な業種、職種の企業49社が参加し、39人が参加して話を聞いた。
岡山県から参加した大学生の深水愛子さんは「県外に進学しているため、地元の企業についてなかなか知る機会がないが、このようなイベントに参加することで一気に多くの情報を得ることができた。企業の方と直接話をすることで、その会社で働く人たちの雰囲気を知ることができて良かった」と話す。
同イベントは、今月26日に周南市(ホテルサンルート徳山)、同27日に山口市(山口グランドホテル)で開催される。