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宇部の幼稚園で絵本「もう のこさんよ」読み聞かせ 山口弁でSDGs学ぶ

「絵本読み聞かせ」の様子

「絵本読み聞かせ」の様子

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 「宇部フロンティア大学附属幼稚園」(宇部市文京町7)で7月16日、山口朝日放送(yab、山口市中央3)の宮原睦実アナウンサーによる「絵本読み聞かせ」が行われた。

「絵本読み聞かせ」の様子

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 この読み聞かせは、同局が立ち上げた「yabえほんプロジェクト」の一環。同プロジェクトは、子どもたちにSDGs(持続可能な開発目標)を分かりやすく伝えることを目指し、山口県立大学の学生や地元イラストレーター、趣旨に賛同する地元企業と連携してオリジナル絵本「もう のこさんよ」を制作した。

 絵本は、萩の名物「たまげなす」のお化けが主人公で、身近で起きている環境破壊や地球温暖化の問題を、親しみやすい山口弁で語りかけていくという「メイドイン山口」にこだわった一冊。県内の幼稚園・保育園・図書館・児童館などに1,500冊を寄贈したほか、同局のアナウンサーが各地で読み聞かせを行っている。

 当日は、年長クラスの園児57人が読み聞かせに参加した。宮原アナウンサーが「好きな野菜や嫌いな食べ物は?」と問いかけると、園児たちは大きな声で答えながら、絵本の内容に真剣に耳を傾けていた。

 同園の中邑至道園長は「当園では絵本の読み聞かせに力を入れていることもあり、今回依頼した。内容的に、幼稚園児には少し難しいところもあったかもしれないが、子どもたちは一生懸命に聞いてくれた。まずは好き嫌いをなくすことから始め、それがSDGsにつながっているんだと理解し、SDGsについて考えるきっかけになってくれたら嬉しい」と話す。

 宮原アナウンサーは「読み聞かせは初めてだったが、子どもたちが真剣に聞いてくれているのが伝わってきてとても楽しかった。内容を理解するだけでなく、絵本の中の『隠れビープくん』も見つけてくれて、絵本をさまざまな角度から楽しんでくれていると感じた」と、安堵の表情を見せた。

 同プロジェクトでは、今後も希望する保育園や幼稚園、小学校などで読み聞かせを行う。

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