
地元の飲食店がコラボ出店した洋食店「オムライス ユタカ」が7月24日、宇部の天ぷら専門店「天ぷら ゆたか」(宇部市妻崎開作)内にオープンした。
2024年に宇部から美祢に移転したレストラン「サンセリテ」(秋吉台国際芸術村内)がプロデュースし、「YUTAKAグループ」(宇部市中村3)が運営する同店。社長の野上裕太さんは「サンセリテのオーナー・千々松宏一郎さんと私は、同じYIC調理製菓専門学校の卒業生。以前、学校側から『コラボメニューを開発してもらえないか』と相談があり、それをきっかけに今回のコラボへとつながった。かつて宇部・厚南エリアで営業し、人気のあった『サンセリテ』が復活するという地域の人にとって喜ばしいニュースが実現した」と話す。
ランチタイム限定で営業する。「天ぷら ゆたか」とは扉を分けた店内にボックス席=22席、カウンター席=5席を設ける。
メニューは、数量限定の「ゴロゴロお肉のビーフシチューオムライス」(1,980円)や「オムバーグ」(1,870円、2種ソースは200円増し)のほか、「よくばりオムライスプレート」(1,760円)、「昔ながらのオムライス」(1,210円)など。全てサラダ、みそ汁が付く。
このほか、「至福のプリン」や「クリームソーダ」、ビールやハイボール、レモンサワーなどアルコールもそろえる。
今回の出店は、YUTAKAのコラボ企画第2弾で、第1弾は「お茶漬けバルSOT(ソット)」(上町1)とコラボして、つけ麺専門店「二代目YUTAKA」風のお茶漬けを開発し、バル内で提供している。今回のコラボを機に、サンセリテでもYUTAKAの天ぷらの提供を始めた。
野上さんは「ラーメンや居酒屋など、当社のグループ店は男性の利用客が多い。新たな客層獲得のため、女性をターゲットにした業態にチャレンジしていきたい」と話す。「コラボ第3弾として、イタリアンバイキングなども検討している。精力的に若いオーナーとタッグを組み、相乗効果が期待できそうな市内飲食店とのコラボを予定しているので楽しみにしてもらいたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~15時。火曜定休(祝日の場合は営業)。