
宇部のカフェ&バー「ポセイドン」(宇部市中央町3)が7月29日、オープンから1周年を迎えた。
昨年、ビル内から路面に移転し、業態も変更した同店。オープン当初はテイクアウトのみの営業だったが、昨年12月からはイートインにも対応し、店内にカウンター席=5席、テーブル席=4席を設ける。イートインはワンドリンクまたはワンアイス制(1時間)。
店主の大藤涼さんは「たくさんの人に支えていただいていることに感謝の気持ちでいっぱい」と1年間を振り返る。以前の店舗で掲げていた大きな看板のおかげで、店名やロゴを知る人が多く、常連客だけでなく、新規客も増えているという。「少しずつ店が認知されていると感じる」と、手応えを語る。
主力メニューは、自家製フルーツシロップをソーダまたはミルクで割る「生フルーツドリンク」(600円)。レモン、イチゴ、ミックスベリー、パイナップル、キウイの5種類が定番で、ウイスキーやジンなどで割るアルコール割り(700円)にも対応する。「梅ソーダ」や「コーヒー」などのソフトドリンク、「ビール」や「コークビア」といったアルコール類もそろえる。
スイーツでは、北海道産の生クリームを25パーセント使用した「クレミアソフト」(550円)や、夏季限定の「トロピカルパイナップルフラッペ」(800円)も提供する。
6月からは「飲んだ後の締めに」と、地元の鮮魚店から仕入れた魚を使った海鮮丼「ポセイどん」(1,200円、テイクアウトは1,000円)の提供を始めた。マグロやサケ、タイなど5種類があり、白だしをかける「お茶漬け」も用意する。
テイクアウトは、カップの再利用で値引きする(当日のみ)。大藤さんは「街を散策し、再度来店してくれるお客さまの姿を見て、店の存在が地域に溶け込んでいることを実感している。夫婦でのんびり過ごす人や、家族に土産として買って帰る人、居酒屋が並ぶ立地なのでタクシーの待ち時間にという人など、思い思いに過ごしてもらえている」と話す。
「私自身が5人の子育て真っ最中。子どものアイデアを取り入れながら、子連れの女性が立ち寄りやすい店作りをしていきたい。宇部の中心部にあるので、素敵なスポットを伝えられるような街の案内所にもなれたら」とも。
同店では現在、1周年を記念して「アイスのトッピング1個」または「フルーツドリンクおかわり1杯」が無料になるサービスを8月15日まで実施している。
営業時間は20時~(終了時間は日によって異なる)。日曜・月曜・祝日定休。