
山口県内で活動する地域おこし協力隊とOB・OGの活動を紹介するイベント「やまぐちローカルプロダクツ2025」が10月5日、「湯田温泉こんこんパーク」(山口市湯田温泉5)で開かれる。
主催は、「住んでみぃね!ぶちええ山口」県民会議。同協力隊の活動紹介や交流推進などを目的に行うイベントで、第4弾となる今回は、現役隊員やOB・OGなど20組が出店する。任意団体「やまぐち地域おこし協力隊ネットワーク」が企画運営として携わる。
同ネットワーク理事の中岡佑輔さんは「安心して定住できる環境づくりや、活動がより円滑に進められるようにと新たに立ち上がった。私自身も協力隊経験者であり、移住者として暮らす環境やコミニュケーションに戸惑うこともあった。受け入れ側となる地域や行政も同じだと思うが、地域を豊かにしたいという方向性も同じ。三方良しの実現に向けて伴走していきたい」と話す。
11時から行う「餅まき・菓子まき」では、山陽小野田市川上地区の「ゆめ農坊」が「貞任餅(さだとうもち)」を用意し、きな粉餅にアレンジする工程も楽しめる「まよわずきなこ」ブースも設ける。「つきたての柔らかさが持続する製法で作られている。餅袋の中にはブースで使える買い物券入りのものもある。一味違う餅まきを楽しんでほしい」と中岡さん。
飲食では、同施設内で営業する「APRICITY COFFEE」(コーヒー、焼き菓子など)や、「田舎のパン屋さん クルール」(宇部市、各種パン)、「Cafe Brass」(美祢市、スコーン・ドリンク)、「マイヤーワールド」(岩国市、瓶ビール・ジャム)などが出店し、それぞれの市町の特性を生かしたメニューや特産品を提供する。
キッチンカーが来場するほか、現役の地域おこし協力隊がメインの「キャンディレイワークショップ」や、木のおもちゃに触れてもらうブース「長門おもちゃ美術館」など、体験ブースや市町PRブースも設ける。
このほか、「新任協力隊、今の想い」や「山口での子育てを選んだ理由」などについて語るトークセッション、やまぐちeスポーツ協会による「eスポーツ体験会」、県内各地の特産品があたる抽選会に参加できるスタンプラリー(限定100枚、先着順)も実施する。
中岡さんは「移住者でもある協力隊経験者ならではの目線で、山口の素材を生かしたコンテンツがたくさんある。人やモノ、情報など、必ずなにかに出会える場になっているので、大きなエネルギーに触れてもらいたい」と来場を呼びかける。
開催時間は、10時~15時。