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宇部で「TAKE竹マルシェ」 竹尽くしのグルメやアート、竹の魅力を体感

竹ラボに展示する「竹ドーム」(写真提供=エシカルバンブー)

竹ラボに展示する「竹ドーム」(写真提供=エシカルバンブー)

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 マルシェイベント「一日まるごとTAKE竹マルシェ」が11月15日、竹の総合施設「竹ラボ(旧小野中学校)」(宇部市小野下小野)と体験学習施設「アクトビレッジおの」で開かれる。

「竹鉄砲射的」の体験も

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 同イベントは、竹を使用したオブジェのアート作品を市内各所に展示する「バンブーフェスタ@うべ2025」(来年1月15日まで)のオープニングイベント。「”みる・きく・かおる・あじわう・ふれる”五感で竹の魅力を体感」をコンセプトに、竹を使ったオブジェの展示や食べ物、音楽、ワークショップなどを行う。

 総合監修・運営を務める「エシカルバンブー」(防府市真尾)代表の田澤恵津子さんは、「イベントのために竹を切るのではなく、あくまで竹林整備のために間引いた竹を活用する。多くの竹灯籠などを使用するイベントでは終了後に大量の廃棄物が出るが、当社が監修することで終了後には商品として生まれ変わる。ゴミを出さずにすべてを循環利用できるエシカルなイベントとして実施する」と話す。

 当日は「竹ラボ」内の体育館をメイン会場にイベントを展開する。ステージイベントとして、滋賀県立大学の陶器浩一教授による講演や、尺八奏者・辻本好美さんの「Bamboo music LIVE」、地無尺八奏者・青山雅明さんと竹アーティスト・コジマチカラさんによるコラボレーションパフォーマンス、展示する竹オブジェ作品の作家らによるパネルディスカッションなどを行う。

 フードエリアでは、竹炭フィナンシェやたけのこご飯、竹皮包みのおむすびなど、提供するメニューすべてに竹を使用する。また、雑貨やアクセサリー、食品などの竹製品の販売、「すだれお絵描き体験」や「竹繊維和紙づくり」、「竹炭染色(エコバックorサコッシュ)」など、竹を使ったワークショップも実施する。

 このほか、館内をスタッフの解説付きで巡る「竹ラボツアー」のほか、「アクトビレッジおの」では竹で組まれたステージで踊る「ダンスコンテスト」やビジターセンター内での竹オブジェ「竹の龍」の展示などを行う。

 田澤さんは「竹はきちんと整備することで、『竹害』ではなく未来につながる『竹財』になる。竹の可能性をバンブーフェスタで感じてもらうことで、次の世代の子どもたちが『自分も竹でこんなことやってみたいな』と地域資源を活用する取り組みにつながっていけば。整備しなければ良い竹もタケノコも育たない。イベントを通じて美しい竹林を宇部市内に多く残していきたい」と期待を込める。

 開催時間は10時~16時。

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