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萩で「ワーケーション」研修プログラム実施 最優秀賞に「幕末維新酒場」

11月6日の「最終発表会」の様子

11月6日の「最終発表会」の様子

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 首都圏の人材を対象にワーケーション体験を提供する研修プログラム「地域×文化×ビジネスで実践力を鍛える~地域文化資源を活用した事業開発・提案力強化研修~」が11月4日~6日の3日間、萩の明倫学舎(萩市江向)で行われた。

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 「ワーケーション」とは、ワークとバケーションを組み合わせた造語で、非日常体験による業務効率向上や余暇の充実を図る働き方のこと。同研修は、山口県が推進する研修型プログラム「山口型ワーケーション」の一環で実施。同プログラムでは、「ビジネス創出型」「地域課題解決型」「ファミリー帯同型」などを提供している。

 今回の「地域課題解決型」のプログラムには、大手レンタカー事業者や商業施設のプロモーションを手がける企業など4社が首都圏から参加した。1日目と2日目は、萩で開催されたイベント「着物ウィーク in 萩」を通じて地域事業者との交流を図り、地域課題や観光資源の再発見などを行った。

 最終日には、4社がそれぞれの事業を生かした新規企画を提案する「最終発表会」を行い、萩市観光協会や着物ウィークに関わる地域事業者が審査員として参加した。

 最優秀賞を受賞したのは「東映エージエンシー」(大阪市)の取締役、谷口和広さんの企画「着物ウィーク期間中における明倫学舎でのナイトイベント実施」。同社が運営するナイトコンテンツ事業「江戸酒場」を、萩市版に「幕末維新酒場」として幕末の風景を再現し、着物を着たくなる非日常なシーンの創出を提案した。

 谷口さんは「自社の持つコンテンツや経験を生かし、萩をチェンジするのではなくアップデートするという考えで提案した。一過性ではなくこれからも関わっていけたら」と話す。

 山口県総合企画部中山間・地域振興課の渡邊太郎さんは、「地域外の方の知見を課題解決に生かせるプログラムを実施できた。参加者も地域側もお互いにとってWin-Winの関係になるように、今後も続けていきたい」と話した。

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