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山口に夜カフェ「アンビジオン」 「オーダーメイドパフェ」は約2万通り

「自分だけの特別なパフェを作ってもらえたら」と藤田さん

「自分だけの特別なパフェを作ってもらえたら」と藤田さん

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 山口に夜カフェ&バー「オーダーメイドパフェ ANBIZION(アンビジオン)」(山口市湯田温泉1、TEL 070-5300-6307)がオープンして、11月12日で2カ月がたった。

主力の「オーダーメイドパフェ」

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 同店は、私設図書館「みんなの図書館 AITUNCHI(あいつんち)」施設内で、カフェ「芋将軍CAFE 奥の細道」を間借りし、金曜・土曜の夜限定で営業する。

 店主は山口市出身の藤田大志朗さん。地元の高校で調理師免許を取得後、上京してスイーツ店で菓子作りのノウハウを学び、イタリアンレストランで料理人兼パティシエとして修業を積んだ。

 約2年前にUターンした藤田さん。「東京は7年半と短い期間だったが、培った経験がどれだけ地元で通用するか挑戦してみたかった」と、レシピ考案や監修、出張シェフ、料理教室などの活動を経て、「芋将軍」を運営する食品スーパー「ふじみや」(阿知須)社長の福永和也さんとの縁をきっかけに出店に至った。

 同店では、注文時にトッピングを自由に選ぶ「オーダーメイドパフェ」を主力にする。店内は、6畳1間の和室にテーブル席6席、3人が座れる座敷を備える。

 藤田さんは「大人も子どもも、食べることの楽しさを感じてほしいと『オーダーメイドパフェ』を思いついた。旬の食材をそろえ、アイスは全て自家製にこだわっている」と話す。パフェの組み合わせは全部で約2万通りあるという。

 「自分が好きなものだけをグラスに詰め込んだ特別なパフェを楽しんでもらいたい。詰め込む順番は、酸味と甘みのバランスをこちらで考えるので、気にせずに好きなものを選んでほしい」と笑顔を見せる。

 サイズは、ワイングラスで提供する「medium(ミディアム)」(1,350円)、ビアグラスで提供する「large(ラージ)」(1,500円)の2種類。バニラアイスやピスタチオアイスなどの「自家製アイスクリー厶」、イチジクやキウイフルーツなどの「フルーツ」、壺焼き芋チーズケーキや小野ほうじ茶チーズケーキなどの「デザート」、ベリーソースやチョコクリームなどの「ソース・クリーム」を選んで注文する。

 フードメニューは、数量限定の「スペイン産生ハムのリエット」(700円)、「チーズ3種盛り合わせ~ドライフルーツ添え~」(950円)、「ミックスナッツ」(450円)のほか、前日までの予約で「パスタ」(1,300円~)や、前菜盛り合わせ(600円)なども提供する。パスタは、生クリームを使わない「濃厚カルボナーラタリアッテレ」(1,700円)など3種類を用意する。

 「コーヒー」(600円)は、自家焙煎珈琲(コーヒー)豆店「B Spirit Coffee」の豆を使い、カフェインレスのグアテマラと、東ティモールの2種類を用意。ワインや自家製サングリアなどのアルコール類、オーストラリア産ぶどうジュース「トラウベンモスト Rosso」(650円)などもそろえる。

 オープンから2カ月がたち、来客の9割がオーダーメイドパフェ目的で、開店日はすべて満席になるという。藤田さんは「20~50代の来店が多い印象。温泉街にあるので、二次会などで利用してもらっている」と話す。

 「店名はイタリア語で『大きい志』という意味がある。最終目標はイタリアンレストランの店を出すこと。これまで全てが順風満帆ではなかったが、とにかく楽しみながら、自分がやりたいと感じたきっかけを忘れないでいたい。子どもたちにも夢を追いかける素晴らしさ、そして実現させるという大きい志を抱いてほしい。来年からは営業日を増やしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は18時30分~24時。

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