萩市むつみ地区のカフェ「ハギサギヴィンヤード」(萩市片俣)が4月4日、自社農園のブドウを100%使用した初のヴィンテージワイン「“Versioning”(ヴァージョニング)0.0.1」を発売する。移住から5年、耕作放棄地を切り拓いて実らせた「最初の一歩」が形となった。
店主の寺田充毅さんは2021年、ワイナリー設立を目標に妻の礼乃さんと東京から移住。300本以上の柱を自ら打ち込み、ブドウ栽培を開始。カフェを経営しながらワイン製造に向けて活動を始めた。
今回発売するワインの名称「Versioning 0.0.1」は、ソフトウェアのバージョン表記に由来する。寺田さんは「3回目の夏を経て、ようやく醸造に必要な量を収穫できた。この名前には、私たちのワイン造りにおける『最初の一歩』という意味を込めている」と話す。
醸造は、寺田さんが育てたブドウの特性を熟知する広島県と愛媛県のワイナリー2社に委託。「赤ワインはワイルドで力強く、白ワインはトロピカルで華やか。フレッシュで香り高い仕上がりとなった」と寺田さん。
ワインは、サンジョベーゼとヤマソーヴィニヨンを使用した「“Versioning”0.0.1Red」(3,850円)、プティ・マンサンとマスカットを使用した「“Versioning”0.0.1White」(3,850円)、マスカットを使用したノンアルコールの「Musica Mosto Muscat」(2,200円)の3種類。
寺田さんは「次は萩市内に自前の醸造所を建てたい。むつみの豊かな果実を価値ある一本に変え、地域に貢献していきたい」と、平山台の地での自社醸造実現に向けて意欲を見せる。
販売は同店店頭で行う。営業時間は11時~16時。営業日はインスタグラムで告知する。