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山陽小野田・厚狭に「510くれーぷ」 手頃なサイズと価格、母の思い形に

店主の思いを形にしたクレープ(写真提供=510くれーぷ)

店主の思いを形にしたクレープ(写真提供=510くれーぷ)

 テイクアウト専門のクレープ店「510(ごとう)くれーぷ」(山陽小野田市鴨庄)が4月6日、オープンから3カ月を迎えた。

「510くれーぷ」外観

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 店主は地元出身の後藤沙央里さん。厚狭高校食物科を卒業後、福祉施設で約10年にわたり調理に従事した。幼少期から菓子作りに親しみ、将来はケーキ店を持つのが夢だったという。現在は3児の母親でもある後藤さんは、自他共に認めるクレープ好きが高じ、クレープ店が少なかった地元での出店を決意した。

 同店の最大の特徴は、一般的なクレープに比べて小ぶりなサイズと、一律300円という価格設定だ。背景には「最近のクレープは大きくて高価。巻いてあるタイプは下の方に具が入っておらず、子どもが最後まで食べ切れずに残してしまう」という後藤さんの母親としての視点がある。具材が詰まった、デザート感覚で食べ切れるボリュームを追求した。

 販売スタイルも独特で、注文を受けてから焼き上げる形式ではなく、その日に作ったものを即座に手渡す方式を採用している。後藤さん自身が「待つのが苦手」であることに加え、子育てと両立しながら効率的に提供するための工夫だ。朝6時ごろから調理を開始し、正午ごろまでに約100個を完成させて冷蔵保存。午後からの営業開始とともに、注文後すぐの商品提供を可能にした。

 メニューは現在、人気の「ちょこバナナ」や「オレオ」のほか、「あんこときな粉」「苺ヨーグルト」「みたらし団子」「ヌテラ」「みかん」「黄桃」など約10種類をそろえる。オープン当初は4、5種類だったが、旬の果物を取り入れるなど徐々に種類を増やしてきた。

 この3カ月間を振り返り、後藤さんは「バタバタとあっという間だったが、開店から1時間で売り切れる日もあり手応えを感じている。インスタグラムをきっかけに、宇部市や美祢市など市外からの来店もある」と話す。

 今後はクレープのみならず、たい焼きやパウンドケーキ、夏場に向けたかき氷の提供なども視野に入れる。「近所の子どもたちが小銭を握って買いに来る店でありたい。気軽に立ち寄れる駄菓子屋のような甘味処にしていきたい」と、地域に根差した店づくりを目指している。

 営業日や営業時間はインスタグラムで告知する。予約販売は行っていないが、インスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)での取り置きには対応する。

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