山口・大手町の山口県教育会館で6月6日、ドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」上映と鎌仲ひとみ監督のトークの会が行われる。主催は西京シネクラブ。

　同作品は、青森県六ヶ所村の使用済核燃料再処理工場をめぐり、六ヶ所村に生きる人々を見つめたドキュメンタリー映画。核と共に生きることを余儀なくされた賛成派と反対派の村人の思いや生き方を映し出している。2006年に映画完成後、全国各地で自主上映が続いている。

　山口市では2年前に上映されたが、見ていないという人やまた上映してほしいという希望が多かったことから、優れたドキュメンタリー映画を上映する活動を行っている西京シネクラブが今回企画した。

　鎌仲さんは現在、新作「ミツバチの羽音と地球の回転（仮題）」を撮影しており、原発建設問題で揺れる山口県上関町へ取材のために何度も足を運んでいることも上映のきっかけになったという。

　会場では「環境・食の地産地消を考える」視点から、「上映を応援する会」による上関町・祝島の特産品試食・販売、自然の写真展示、びわ茶試飲カフェ、ひじきごはんの試食なども行う。

　上映時間は10時30分～12時30分、13時～15時、16時～18時、19時～21時。鎌仲さんのトークは15時10分～、18時10分～。料金は、一般＝1,600円（当日）・1,400円（前売り）、大学生＝1,400円（当日）・1,200円（前売り）、高校生以下＝1,000円。問い合わせは同クラブ（TEL 083-928-2688）まで。（©マルニ）