宇部・藤河内で「きんぐにんにく」収穫スタート-ブランド化目指す

「きんぐにんにく」(写真左)と通常のニンニク(写真右)

「きんぐにんにく」(写真左)と通常のニンニク(写真右)

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 宇部の「藤河内ファーム」(宇部市藤河内、TEL 0836-62-0602)で6月2日、巨大ニンニク「きんぐにんにく」の収穫が始まった。

「きんぐにんにく」を量りに乗せる

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 「きんぐにんにく」は、1玉がタマネギ大の大きさでジャンボニンニクの一種。甘みがあり、水分が多く、食べた翌日においが残りにくいのが特徴。1玉約500グラムの重さがある。シチューやカレーに入れたり、スライスして低温で揚げたりして食べるのがおいしいという。

 同ファームでは、毎年9月中旬に植え付けして、5月下旬から収穫している。今年の生産面積は1.8ヘクタール、生産予定量は14トン。今年の出荷は7月1日からの予定で、山口県、広島県のフジグランで販売するほか、楽天市場でネット販売も行う。

 同ファームは、木材チップや木質堆肥の製造販売を行う飯森木材(川上)の農業部門で、現在、自社堆肥(たいひ)を活用してニンニク、ジャガイモ、サツマイモなどの生産販売を行っている。「きんぐにんにく」は、2007年から販売を開始した。

 同ファーム農業生産部の村中育雄部長は「『きんぐにんにく』を宇部産ブランド、もしくは山口県のブランドに育てたい。今後需要が増えれば、地元農家に空いている畑で生産を委託して、地元の活性化にもつなげたい」と意気込む。(©マルニ)

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