山口・竪小路にインテリアショップ-アンティークと現代アートを融合

アンティークと現代アートのインテリア雑貨が並ぶインテリアショップ「DEGREE(ディグリー)」

アンティークと現代アートのインテリア雑貨が並ぶインテリアショップ「DEGREE(ディグリー)」

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 山口・下竪小路に3月31日、インテリアショップ「DEGREE(ディグリー)」(山口市下竪小路、TEL 083-921-9850)がオープンする。

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 店舗面積は約17坪。外観は、竪小路の古い町並みに合うように、古風な町屋をイメージした。内装は白い壁を基調とし、棚やカウンターには工事現場の廃材や雨ざらしになっていた木などを利用した。内装やショップツールなどのデザインは、東京のデザイン事務所「Glyph.(グリフ)」の柳本浩市さんがディレクションした。

 世界や日本で昔から愛されてきた商品と、現代的な商品を同じ店に置いてギャップを見せていくのが同店のコンセプト。店舗中央には、イギリスから買い付けたアンティークの洋服ケースを商品棚にして置き、その隣には、オランダ「STUDIO JOB」のアートデザイナーが制作した最先端のデザインのテーブルを置いて、アンティークと現代アートのミスマッチを表現する。

 取扱商品は、テーブルウエアやステーショナリーがメーン。デザインユニット「enamel.(エナメル)」のグラスやプレート、萩焼作家の濱中史郎さん、金子司さんのアート的な萩焼、廃材を使ってバッグを作るスイス「フライターグ」のバッグ、日本で昔から愛されてきた「野田琺瑯(のだほうろう)」のキッチンツール、オランダのアートジュエリー作家のアクセサリーなどを販売。

 オーナーの瀬川清隆さんは、20年前から山口・徳地で「ギフトショップせがわ」を経営。10年前に「どこにでもある商品を販売してもおもしろくない」(瀬川さん)と、福岡や東京のショップを訪れ、人脈を作り、インテリア雑貨の勉強を重ねてきた。次第に、徳地の店とは異なるコンセプトでの出店を考え始め、昨年11月に竪小路に物件があると聞きチャンスだと思ってオープンを決意した。

 「店を出すなら、竪小路周辺に出したいと思っていた。10年前に出会った徳地の80代のおばあちゃんが『昔の竪小路はとても栄えていて、歴史のある町』と町の魅力を話していたのがきっかけ。そうした思いに共鳴したから、古いものを大事にしたいというコンセプトも生まれた」(瀬川さん)。「古い中にも斬新なデザインが合うことを提案したかった。40~60代の人に興味を持ってもらいたい」と話している。

 営業時間は10時~19時。不定休。

DEGREE(©マルニ)

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