旧宇部銀行館、指定管理者を募集-中心市街地活性化の推進施設に

中心市街地活性化のシンボルとなる「旧宇部銀行館」

中心市街地活性化のシンボルとなる「旧宇部銀行館」

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 宇部市に残る数少ない戦前の産業発展の歴史を物語る貴重な近代化産業遺産である「旧宇部銀行館」(宇部市新天町1)を中心市街地活性化のシンボルとして保存活用していくことが決まり、宇部市は同館の指定管理者を募集している。

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 同館は、1912(明治45)年に開業した宇部銀行の本店として1939(昭和14)年、故・村野藤吾の設計で建設された。村野藤吾は重要文化財である「渡辺翁記念会館」(宇部市朝日町)を手掛けた日本を代表する建築家の一人。宇部市は戦時中には空襲を受け中心部の6,000戸が焼失したが同館は焼失を免れた。

 1944(昭和19)年からは山口銀行宇部支店として利用され、同支店が新築移転した2006年には解体することになっていたが、保存団体による建物保存運動や市民ワークショップなどにより広く市民の意見を聞いた結果、市民が集い交流し、中心市街地活性化を推進する施設として再生していくことになり、この方針を達成できる指定管理者を募集している。

2月9日には同館で応募説明会と見学会を開く。募集は4月16日まで。詳しい募集要項などは宇部市のホームページからダウンロードできる。問い合わせは宇部市都市開発部まちづくり推進課(TEL 0836-34-8470)まで。

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