ヘア&メークデザイナーと陶芸家がコラボレートした作品の個展が2月1日、宇部の商業施設「ルナーレ」(宇部市中央町2)で始まった。
髪と陶磁器を融合した意欲的な作品を制作したのは、美容院「LIG HAIR SALON」(東梶返3、TEL 0836-39-2600)のオーナー・縄田裕之さんと山口市内在住の陶芸家・川口裕子さん。
縄田さんは山野美容学校(東京都)で美容を学んだ後に渡米し、ヴィダル・サッスーンに師事。帰国後は東京都内の美容院で経験を積み、地元に戻って同店をオープンした。
女流陶芸展新人賞や女流陶芸展毎日新聞社賞などの受賞歴を持つ川口さんは、東京造形大卒業後にUターン。萩市内の窯元で修業を積み、現在は山口市内に「山水窯」を築いている。
会場には、川口さんが制作した陶磁器に縄田さんがアレンジしたかつらを融合させた作品など15点を展示している。陶磁器は即売も行う。価格帯は8千円~7万円。
「静と動の組み合わせに魅力を感じた。陶磁器とかつらを融合させた作品は誰もやったことがないのでは」と話す縄田さん。「どの作品も平面がないので見る角度によって感じるものが違って面白いと思う。先入観なく見て楽しんでほしいので今回の個展にはあえて名前を付けず『アンタイトル』にした」とも。
営業時間は10時~20時。2月7日まで。
6日・7日には同会場でヘアーセット・メークの講習も行う。「講習は集合時間を決めて行うものではなく、個別の質問に答えるかたちで行う。当日は終日会場にいるので、ヘアーセットやメークのことで聞きたいことがあれば気軽に声をかけてほしい」(縄田さん)とも。