山口・湯田温泉で4月3日、県内外の「ゆるキャラ」を集めた「ゆるキャラ祭り」が行われた。
同イベントは、温泉の湧(ゆう)出に感謝して行われる春の祭り「湯田温泉白狐(びゃっこ)まつり」の一環で、ゆるキャラの着ぐるみたちが大縄跳びや障害物競争などの競技に挑戦した。
山口井筒屋前の中心商店街で行われた午前の部では、綱引きと大縄跳びの練習を行ったゆるキャラたち。午後の部が行われた中原中也記念館前で本番競技を行い午前中の練習の成果を披露。ゆるキャラたちが慣れない競技に挑戦する愛くるしい姿が会場の笑いを誘った。
夜の部では通行止めになった湯の町街道(県道204号)で、道路に置かれた大内人形の周りを旋回しながら走ってタイムを競う障害物競争を実施。体型的に旋回が難しいと思われる着ぐるみが障害物を完全に無視してゴールするハプニングも。かわいいゆるキャラたちの活躍に夜の湯田温泉街が盛り上がった。
同イベントには、県内外の「ゆるキャラ」の着ぐるみ24体が参加。午前と午後のアピールウオークでは会場付近をゆるゆる練り歩き、白狐祭りに参加した人たちを喜ばせた。
大縄跳びの回数と障害物競争のタイムをポイントに換算した結果、総合優勝には地元湯田温泉のキャラクター「ゆう太」が輝いた。当日に行われた人気投票では山口国体の「ちょるる」が1位になった。